体育研究と教師の成長

新米研究者の研究・教育に関するデジタルポートフォリオ

研究者道

昨夜は月一回の自主勉強会であった。

私は前回恩師から指摘された

研究の中期目標を持参した。

それについて色々な視点で

意見を頂いた。

その中で今後のことについて確認したが、

研究者としての自覚、覚悟が甘いことを

ズバリと指摘された。

できているつもりにすぐなる

私にとっては鋭いご指摘だった。

自分の進むべき道は決まり始めてきたが

その覚悟があやふやであったことを認識した。

実務家教員という過去にすがらず

研究者の道をしっかりと踏み出そう。

 

原石

本日の授業は驚いた。

あるグループの模擬授業であったが

新任の研修授業であっても

何ら遜色ない授業であった。

「声でそろえる」のめあてのもとに

準備運動から主運動までが

すべて声で動きをそろえることで

成り立つ授業デザインとなっていた。

もちろん改善点もたくさんあるが

それ以上にそのような授業を構成できる

学生に未来を感じた。

教師の原石がごろごろと

本学にはそろっている。

しっかり磨いていこう!

判断

本日7時前に暴風警報が解除されたので

1限からの授業だった。

交通機関の麻痺が想定されたので

車で通勤したが大和川の増水に驚いた。

学校につくと事務室は電話の嵐。

私自身も学生からのメールに追われた。

1限の授業はどの授業も少なかったようだ。

駅が水没するような今回の台風

暴風警報が解除されても交通機関が麻痺している。

某大学は本日休校だったそうだが

そのような情報もリアルタイムで得られる現在なので

余計に今回の本学の判断を学生が問うことになっていた。

非常時ほど判断は難しく

しかも重要となる。

学会発表無事終わり

国立明石高専で行われた

教育工学会研究会の発表を終え

今年の発表を全て終えた。

恩師の言葉を実直に守り

年三回は発表すると決めた。

昨年に比べれば慣れはしたが

内容は薄く明らかに発表が

浮いているのを感じる。

ただ、やることで学べることが多いので

来年も頑張ろう!

ケースメソッド

本日の授業は

インターンシップとゼミである。

インターンシップは先週から始まった

インターンシップ省察が主な活動である。

と書くと聞こえがいいが

担当からの提案は

学生の様々な感情を出すことがメインという。

ただ、それだとせっかくの臨床体験が

ただの体験に終わってしまうので

事前にもらった日誌から問題をつくり

ケースメソッドの形式で授業を進めてみた。

初めての取り組みで

私も学生も手探りであったが

やってみる価値はありそうである。

実践的知識を見につけさせたい。

入試業務

本日は入試業務で日曜出勤。

昨年に比べ

今年は本日の分と

センター入試で終了なので

随分と楽になった。

来年出会えるだろう生徒たちは

緊張しながらも頑張っていた。

業務の間に入試関連の話をしていたが

着実に世の中が変わってきている。

ということは大学の存在価値も変わるだろう。

そう思うと自分の日々が

将来の自分のための入試なんだと

改めて思う。

時代は回る

昨夜は堺市の体育の研究会に参加した。

本日は吹田市の体育研究の打ち合わせだった。

共通点を感じ

それがタイトルの

時代は回るである。

小学校体育科ではいわゆるスポーツ競技を素材ととらえ

その素材を教材化することで運動の楽しさを味わわせる。

ところが最近教材化が「教材を教材化」するようなことになり始めており

「素材そのものの楽しさを味わせたらいい」のでは

という話が昨夜の堺市での話し合いで出た。

これを一理ある話であるが

かつてもあった話である。

吹田市の話では

サッカーの教材化において

コートの中にフリーゾーンを入れるというものであった。

これもかつてそのような実践があった。

どちらもかつてされてきたことと偶然一致したのである。

小学校の授業研究の歴史は長い。

子どもの事実から様々な実践が生まれてきた。

当然行き着くところは重なる。

教育の特徴に「不確実性」がある。

これが絶対的に正しいというものはない。

だからこそ試行錯誤しながら実践を積み上げてきた。

今、世代交代の中でうまく実践が引き継がれていないこともある。

しかし,学び続ける教師がいる限り

実践は生まれ続ける

いや再生するのだろう。