体育研究と教師の成長

新米研究者の研究・教育に関するデジタルポートフォリオ

久しぶりの給食

昨日はある小学校で

1日体育の授業を参観した

体力向上に資する体育授業改善のために

期間記録法で体育授業を分析した。

どの授業も私に見てもらうために

それぞれができることをしていることが感じられた。

課題も見つかったが

きっと学校全体の授業力量向上に資する

いい取り組みになるように感じた。

4時間目終了後

校長先生の取り計らいで

1年ちょっとぶりの給食をいただいた。

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この写真には載っていないが

実は納豆もおかずだった。

私が小学校に勤務しているときは

絶対に納豆は出ないと踏んでいたので

「先生の嫌いな食べ物は納豆です」

と公言していたが

この市では無理だった。

校長室ということで指導主事にあげたが

教室でたべるなんて言わなくてよかった…

自分が変われば世界が変わる

本学はキリスト教系の大学であるため

1時間目が終了すると

チャペルタイムという名の

説法(?)の時間がある。

自由参加であるが

チャプレン以外にも

教員や職員が日替わりで

あるテーマについて話をする。

本日は私が担当であった。

お題は「ものさし」

挨拶を3通りの話し方で行い

それぞれの意図について話した。

(声の高さ・語尾・体をひらく)

これをものさしとして

ジャパネット高田の社長を分析した。

ものさしがあると

ジャパネットが通販番組から

話し方講座になることを示し

「大学とはものさしを得るところ。

 ものさしを持てばものの見方・考え方が変わる。

 ものの見方・考え方が変われば

 世界の見え方が変わる」

ことを話した。

そして、小学校教員の時から子どもたちに伝えていた

「自分が変われば世界が変わる」で締めくくった。

反響はまずまずだったが

ひとまず終わってよかった…

数字に語らせる

昨年、研究論文を書こうと

あるデータを分析したが

そこから何も知見が得られなかった。

分析するための自分の技量がなかったからである。

今年同じデータを再度分析し直したが

そこからある知見が得られた。

質的研究についても

量的研究についても

研究者としてはまだままだだが

その方法は独学ながら勉強している。

分析方法を知ると

感覚的に感じることを

数字も語ってくれることがわかってきた。

私が語ると主観的な感じがするが

数字が語ると客観性が増す。

統計オタクにならないように

現場で培った感覚を

数字で語らせていきたい。

 

腑に落ちず

現場教師から研究者になって

一番苦労することの一つが

統計ができないことである。

もちろん勉強してある程度のことは

わかるようになったが

そもそもなぜそれをするのかといったことが

わかっていないので腑に落ちない。

現場の教師の手応えを

研究の知見にしたいのだが…

統計=研究ではないので

他の方法をやればいいのだろうが

できないと悔しい。

いつの日か腑に落ちるのだろうか?

 

質的研究のツール

現在、ある学会の発表に向け

研究データを整理している。

小学体育科のゲーム領域における思考・判断を

測れるテストをつくれないかというのが発端だ。

現在、ある単元を終えた後の子どもの自由記述を

分析している真っ最中である。

文系出身の私も研究者として生計を立てられるのも

質的研究が発達したからだ。

ただ、質的研究は主観的なものになりやすい。

そこで今回の研究にはいろいろとツールを用意して

研究の質を上げようと考えている。

その1つがアウトラインプロセッサである。

自由記述をコーディングするために使用している。

KJ法でもできるのだが

クラウドでどこでもPCさあえあればできるので便利だ。

自分を戒めるための言葉。

能力を言うのは最後。

まずはできるための手立てを考える。

〆切の五月

今日は海の日の振り替え

明日は創立記念日の振り替えで

大学は9連休となる。

 

と言ってもそれは学生の話で

朝から研究室に来て

仕事のやり残し分の処理と

5月〆切の査読論文の〆切と

学会発表の要旨〆切に追われている。

 

去年は授業の作成に時間をとられたが

今年は学生の実体に合わせて修正をするだけなので

去年に比べ随分楽になった。

その分研究に力を入れたいところ。

 

やった事実は消えないので

とにかくがんばろう!!

良書

今更ながら梅棹忠夫氏の

「知的生産の技術」を読んだ。

何度も読んできた本に登場していたが

概略は知っていたので手にすることはなかった

しかし、質的研究の本を読んでいた時に

やはり登場したのでこれは縁と思い購入。

読むと1969年7月第1刷発行とは思えない内容だった。

本質的なことは時代は関係ないと再認識した。

また私の手にしたものは2009年発行だが

第81刷であった。

同じ研究者として

このような本を書きたいものだとつくづく感じた。

今年出版した本は第何刷までいくのやら…