体育研究と教師の成長

新米研究者の研究・教育に関するデジタルポートフォリオ

方向目標

今年もレポートを読む季節になった。

初等体育の課題の一つにレポートを課していた。

学生に会うたびにレポートの話題をふられたが

いつもいうことは同じだった。

「自分が思うことを書いたらいいよ。」

3つの課題からの選択制で

・どんな教師になるのか

・どんな体育の授業をするのか

・どんな学級経営をするのか

それぞれの方向目標を書く内容である。

2回目の授業で方向目標と到達目標について紹介した。

方向目標がないと踏み出すことができない

到達目標がないと実現できないと話した。

本学の学生にはまず方向目標を持ってほしいと願っている。

なんとなくは思っているのだが

文字化されていないので曖昧である。

そこで毎回このようなレポートを課しているのだ。

昨年と同様、内容はとてもいい。

あとはこれをもとに具体的な到達目標を設定し

実現してほしい!!

そう思いながなら評価及びコメントを

1つ1つに記入した。

来室者記録更新

本日はレポートの〆切とあって

朝から来室者が絶えない。

研究室前の封筒に出すように伝えていたが

手渡しで渡したいらしい。

その理由を聞くと

「最終日だから」ということであった。

7月の学生は授業の課題に追われている。

その愚痴を言いたいのか

はたまた我が研究室に初めて来たからなのか

そのまま腰を下ろす学生も多かった。

話を聞きつつ会話すると

学生の本音が聞けて楽しい。

また、思いがけない悩みを相談され

学生の世界を垣間見ることができた。

仕事が一段落したら

レポートを読みはじめよう!

 

学会に参加するということ

土曜日は教員が主体になっている研究会に参加し

日曜日は体育科教育学会に参加のために横浜桐蔭大学へ。

土曜日の研究会がなければ

両日学会に参加予定であったが

研究会=現場の先生方の声を聞くことは

自分の原点に戻ることができる。

現場の先生方から離れたら

自分の価値はないと思うからだ。

ただ、土曜日に大阪となると

さすがに午前中のラウンドテーブルの参加だけに

横浜に行くことが億劫になるのも人情。

しかし、聞きたい話があったので

始発の新幹線で横浜入りしたが

行くと言ってよかったと思った。

知らない知見や今の動向をすることができた。

研究室にいるとどうしても自分の世界に閉じこもる。

大学の世界は派閥があることは有名だが

別の言葉で言えばネットワークがあるということだ。

今日も今後参加したネットワークにも出会えた。

学会に参加すると言うことは

それは理論や人や動向などとの

出会いの場ということを再認識した。

大学に入るということ

f:id:torazoh51:20170623145818j:plain

昨日は軟式野球部の決勝戦の応援に。

見事勝利して初優勝。

応援に行くのは2回目だったが

前回同様、チームワークのよさが

見ていて気持ちよかった。

本学は名前を言っても

すぐに認識してもらえない

小さい大学である。

そのような大学だからこそのよさもある。

その1つが学生同士の仲のよさである。

後輩は先輩を励ましたり

先輩が後輩をフォローしたりと

他大学でもあるのだろうが

本学の誇れるよさである。

大学に入る目的はいろいろあるだろうが

その一つが出会いと思う。

私の今の職があるのは

大学での出会いが大きい。

本学の学生にすれば

他の大学に比べ問たりないこと等

たくさんあるだろう。

でも、今日の結果に至ることができた

仲間との出会いは本学からの最高のプレゼントと思う。

優勝おめでとう!!

ひどい授業

我ながら今日の授業はひどかった。

3分の2が睡魔との戦いをしていた。

映像を使っての授業だったが

構図としてはワンウェイの伝達型の授業だったためだ。

我々の学生の頃の授業は全てこのような授業だったが

今は状況がちがう。

さすがに同じ授業はできないと

午後からの授業は少し変化を加えたが

それでも大きな変化はなかった。

このような授業は二度としないように

教材研究に励もう!!

世界を広げる

本日は授業の一貫として

障がい者スポーツセンターに

見学実習の引率で行った。

朝は頭髪&服装チェックという

小学校教員では経験したことのない

貴重な経験をした。

数名茶髪がいた。

一人の学生が「地毛なのに!!」と不満を言っていたが

計画段階から「教員採用試験の面接に準じる」と指導していたので

指導がぶれることはなかった。

ただ、残念だったのが

その学生が本気で教員を目指すのなら

いい先生になると思っていただけに

そのときの態度がすごく残念だった。

織田信長は義父の斎藤道三に会うときに

正式な格好で対面した話は有名である。

普段は「うつけ」と言われる格好なのにである。

自分の世界を相手に押しつけるのは無礼であり

まずは相手の世界に礼を尽くす。

面接や初めての対面での礼儀である。

礼儀はやはり人としての基礎基本。

今日も自己主張をしているが学生が多々いたが

そういう学生ほどしんどい。

自分の世界の中だけで生きようとしている。

いくつになっても世界を広げていきたいなと

しみじみ思いながらの見学実習であった。

 

無境界性

昨日もある小学校の校内研究で

講師を務めさせていただいた。

知り合いの先生という

ひいき目を抜きにして

いい授業でありいいクラスであった。

協議会での私の話で

無境界性について話した。

この話はどの学校でも共感を得られる。

教師の仕事には境界がない。

仕事はやろうと思えばどこまでもやれる。

保護者の仕事?と思うようなことも

子どものためにやることもある。

校長先生から体調を崩した先生の話があった。

夜中の2時までも仕事をすることも。

どの研究会に行っても

先生方を勇気づけようと思い話しているが、

昨日も眠そうな先生方もおられた。

自分もかつていた小学校現場だからこそ

先生方には子どもたちの憧れの大人であったほしい。

そのためにもくれぐれも追い詰めないように。

今日は金曜日。

しっかりプライベートとの境界線を

引いてくださいね。