体育研究と教師の成長

新米研究者の研究・教育に関するデジタルポートフォリオ

質的研究のツール

現在、ある学会の発表に向け

研究データを整理している。

小学体育科のゲーム領域における思考・判断を

測れるテストをつくれないかというのが発端だ。

現在、ある単元を終えた後の子どもの自由記述を

分析している真っ最中である。

文系出身の私も研究者として生計を立てられるのも

質的研究が発達したからだ。

ただ、質的研究は主観的なものになりやすい。

そこで今回の研究にはいろいろとツールを用意して

研究の質を上げようと考えている。

その1つがアウトラインプロセッサである。

自由記述をコーディングするために使用している。

KJ法でもできるのだが

クラウドでどこでもPCさあえあればできるので便利だ。

自分を戒めるための言葉。

能力を言うのは最後。

まずはできるための手立てを考える。

〆切の五月

今日は海の日の振り替え

明日は創立記念日の振り替えで

大学は9連休となる。

 

と言ってもそれは学生の話で

朝から研究室に来て

仕事のやり残し分の処理と

5月〆切の査読論文の〆切と

学会発表の要旨〆切に追われている。

 

去年は授業の作成に時間をとられたが

今年は学生の実体に合わせて修正をするだけなので

去年に比べ随分楽になった。

その分研究に力を入れたいところ。

 

やった事実は消えないので

とにかくがんばろう!!

良書

今更ながら梅棹忠夫氏の

「知的生産の技術」を読んだ。

何度も読んできた本に登場していたが

概略は知っていたので手にすることはなかった

しかし、質的研究の本を読んでいた時に

やはり登場したのでこれは縁と思い購入。

読むと1969年7月第1刷発行とは思えない内容だった。

本質的なことは時代は関係ないと再認識した。

また私の手にしたものは2009年発行だが

第81刷であった。

同じ研究者として

このような本を書きたいものだとつくづく感じた。

今年出版した本は第何刷までいくのやら…

 

研究の道

昨夜から恩師のゼミ室でで

自主勉強会が始まった。

私を含めたゼミOBの学びの場である。

第1回の勉強会は互いの研究計画案を持ち寄って

2時間半ほどの討議を行った。

去年は1人で研究活動を行ったが

自覚はしているが

独りよがりのものであった。

昨日も持っていった研究案に恩師から

いろいろとご指摘やアドバイスをいただいたが

その内容が先日返ってきた査読の修正案と同じであった。

つまり、研究デザインが曖昧なことと

目的と研究方法が曖昧なことである。

このへんの研究の作法が全くわかっていないと

認識できるには至ったが

その後のどうすればいいかがわからない。

そのための自主勉強会と考えれば

こんなありがたい会はないが

頼ってばかりではなく

しっかりと研究者としての力をつけていきたい。

査読論文

昨年度は4本を論文を書いたが

その内の3本は大学紀要であった。

理数系だと大学紀要の論文は

論文と認めないという研究者もいるようだが

そもそもの数が少ない私には

とにかく書く必要がある。

ただ、レフリー付いわゆる査読付の論文も

今後のためには書く必要がある。

つまり学会誌への論文を書く必要がある。

こうなると内容が濃いものを書く必要があるので

修論をまとめたものをある学会誌に出した。

その査読結果が本日届いた。

7点の修正箇所が指摘されたいたが

感謝の言葉しかない。

研究者として駆け出しの私なので

駄文は承知のところ。

そのような論文を読んでいただいて

しかもアドバイスまで頂ける。

指摘していただいた先生方の時間に報いるためにも

修正に自分の力を精一杯使いたい。

研究者はこのように育っていくのかと

すこし研究者の世界に足を踏み入れた気がする。

 

 

リピーター

今研究室の本棚を観ると

「なぜラーメン屋の8割が3年で消えるのか」の

タイトルの本が目に入った

記憶が正しければ

リピーターの獲得がキーだったように思う。

今年も校内研の講師依頼が来ている。

ほとんどが昨年からのリピーターである。

ありがたい話だ。

また、昨年の内容の評価とも受け取ることができるので

ちょっとホッとした気持ちである。

それぞれの学校や地域の教育が

すこしでも進むように

今年も私自身が勉強していこう!!

手だてをうつ

先ほど「子ども教育学基礎演習1」の授業を終えた。

これで一通りの担当授業を終えた。

まだまだこれからなのでどうこう言えないが

自分自身の成長は感じた。

授業で考えれば「学生観」ができたのが要因である。

学生観ができたので想定できることに

あらかじめ手だてをうつことができている。

例えば本日の「子ども教育学基礎演習1」であるが

教育学部一年生全体の授業である。

そのため例年うるさくなりがちであった。

そこで具体的な座席表や座席配置を行い

内容も精選した。

そのためいい授業開きとなった。

手だての具体化、必要性を

あらためて感じた。