体育研究と教師の成長

新米研究者の研究・教育に関するデジタルポートフォリオ

コミュニティの大切さ

昨日は恩師のゼミに参加。

毎年恒例のM2の修論を検討する会である。

恩師が教職大学院に移ったので

これが最後の修論検討ゼミだった。

後輩の研究も大詰め。

盛りだくさん過ぎる感もあったが

削る作業は足すよりも楽しい。

後もう少し頑張ってほしい。

また、自分の今年の論文

ならびに今後の研究計画について語った。

普段が一人でやっているので

指摘や質問がためになる。

やはり人が学ぶ上で

コミュニティは大切である。

業績づくり

1月某日までに

自分の業績書を提出することに。

課程認定だけでなく設置審の分も作らねばならず

こういう作業をしていると

「実績がないなぁ」とため息が。

1年目なのでしょうがないが

今までの職歴が考慮されないのが残念。

経験は実践的知識として使えるので

結局のところ論文を書くしかない。

今日の午前中もしっかり書こう。

校内研修の意義

昨日は久しぶりに本年度関わっている小学校の校内研修へ。

3年生算数「分数」の授業であった。

講師の先生の授業で

研究というより研修授業の意味合いが強かったが

子どもも先生のひたむきさが印象的であった。

授業が本年度の研究テーマに沿わないということもあり

討議の時間を短くし私の解説を長くすることになり

少々焦ったが本年度の研究をまとめることはできたと思う。

授業後、校長先生と研究担当教諭と話したが

校内研究はなかなかリーダーの思うようには進まない。

しかし、私のように外部者から見ると

着実に研究が進んでいるのが分かる。

いいとか悪いとかの話ではなく

その学校の状況で行われた授業(事実)からわかったことを

過度な一般化をすることなく

誠実に省察(チェック)し

次の実践へ活かしていくことが

校内研究の1つの意義と考える。

難しいことを簡単に

現在、統計学の勉強中である。

現場上がりの教員の共通点として

統計に弱い。

そもそも使うことがなかったからである。

研究室に何冊か本があるが

今読んでいる本は基礎中の基礎何だろうが

もっている中で一番わかりやすい。

状況設定や数式の簡略化(エクセルで説明)など

様々な工夫がしているからであろう。

難しいことを簡単に説明できる人は

本当に意味が分かっている人だと思う。

いろんな意味で学びの多い本である。

夏よりは少し進んだ自分がいる気がする。

中学校の文化

摂津市の中学校へ。

2月に行われる授業研究の打ち合わせだった。

中学校の学校研究に携わるのは初めてである。

やはり小学校とは雰囲気が違う。

ただ共通点もあって

プロの教師として学ぼうとする姿である。

私自身も自分の役割を果たしながら

研究の幅を広げていきたいと思った。

器械運動が無事終わり

担当授業「体育実技」は

ここ5時間器械運動領域についてだった。

しょっぱなのマット運動の

シンクロマットで男女が接触し

女子が医務室に行く結果となった。

2時間目の跳び箱運運動では

男子による一気に飲みのような雰囲気での

開脚跳びとなり

90分をマネジメントする必要性を学んだ。

重心が小学生よりも高いので

ケガしそうな雰囲気が常にある。

そのため、3時間目より45分×2のイメージで

授業を構成したので

危ない場面もなく授業を終えることができた。

大学の授業もよい体育の授業の知見が

必要なことを身をもって感じた5週間であった。

人との出会い

土曜日は関西体育授業研究会の

講師及び座談会の司会として参加。

例会にほとんど参加できず

どのような授業をするのかは指導案で

イメージするしかない状況だった。

授業を見て一番感じたことは

会の地力がつていることだった。

サッカー&フラッグフットと

ある程度実践がやりつくされた感があるゲームから

見事提案のある授業をしていた。

なによりやっている子どもたちが楽しそうなのがよかった。

日曜日は他大学の先生と食事。

私と同じ現場上がりの先生方なので

共感できる部分もあるし

同じ立場として勉強にもなる。

やはり「人との出会い」は学びになる。